2018年1月13日 過去問を有効活用するには

新年あけましておめでとうございます。
GRIPでは2018年も生徒一人一人の夢の実現のために尽力いたします。
本年も個別指導塾GRIPをどうぞよろしくお願いいたします。

さて、受験直前のシーズンになりました。これから志望校の過去問を解き始めるという
中3生も多いかと思います。しかし、その過去問をしっかりと有効活用できていますか?
ただ解いて丸付けをして点数を出しただけで終わりにしていませんか?

過去問を解くことは、出題傾向を掴むという意味で非常に重要です。
出題の特徴を知る、すなわち「敵を知る」ことで点数の取り方が見えてきます。
どんな学校を受験するにしても、基本がしっかりと身についてさえいれば、
点数を取ることができる基本的な問題は必ず一定数出題されています。
数学の大問1によくある計算問題などがいい例でしょう。そういった問題を
中心に「取れるところで確実に取る」という意識を強く持ってください。

そうした意識を持ったうえで、今の自分には何ができて何ができないのかを
明確にしましょう。敵を知るだけでなく「己を知る」こともまた重要なことです。
自分の弱点が分かったら、そこを徹底的に克服するようにしてください。
弱点を克服すればするほど、本番で得点できる力が必ず身についていきます。

過去問を使った勉強の最終目標は「過去問を解けるようにすること」でなく
「受験本番での問題を解けるようにすること」です。過去問を最大限に
有効活用してラストスパートを実りあるものにしていきましょう!

以上の点を踏まえて、過去問の有効活用のしかたを以下に記します。

1.まずは時間を計ってやってみる。
開始時間や時間割も本番当日と同じにして、本番に近い形でやるとなお良いです。
また、必ず最初に全ての問題に目を通して、できる問題からとりかかるように
しましょう。順番通りに解こうとすると、途中で考え込んで時間をロスして
後半の問題に目を通すことすらできなかったという事態になりかねません。

2.採点をする。結果を記録用紙に必ず残す。
結果は必ず得点記録用紙を用意してそこに記入しておきましょう。また、英作文、
証明、作文については自身での正誤判定が難しい(特に部分点)ので、学校や塾の
先生にお願いして採点してもらうようにしましょう。

3. 間違えた問題は解説を読み、必ず解き直しをする。(重要)
「解き直し」は「解答を赤ペンで丸写しすること」ではありません。解説を読んで
一通りの理解ができたら、もう一度その問題を解いてみるようにすること。

4.答案分析をして、自分が対策すべきところを見つける。(重要)
どんな問題で間違え、なぜ間違えたのかという原因を探りましょう。
覚えきれていない、理解できていないところこそが対策すべきところです。

例えば、英単語を書く問題で間違えたなら「スペルを正しく覚えられて
いなかったことが原因だから、英単語をしっかり覚えなおそう」
また、数学の一次関数と二次関数の複合問題で間違えたなら「直線の式や
交点の求め方が分かっていなかったことが原因だから、参考書の例題で
やり方を確認したうえで類題を解いてみよう」

このように考えて、自分の対策すべきところを見つけ出しましょう。
自力で答案分析することが難しいようであれば、学校や塾の先生に
相談するのも一つの手です。また、間違えた問題の単元が今年度も
出題されそうかどうかも調べておきましょう。これは過去問集にある
『傾向と対策』というページを参考にして、毎年出題されているようで
あれば、今年度も出題されるものと考えることができ、それの対策が
急務ということになります。

5.対策すべきところの問題を1問でも多く解く。
解き方から分からないのであれば、易しめの教材を使うなど、自分の理解度に
合わせた問題集を使って対策しましょう。また、最終的には入試対策教材の
実践的な問題を解いて、理解できたかどうかの力試しを必ずしましょう。

6.時間を計って過去問を改めてやってみる。
過去問は1回解いて終わりではありません。2回目、3回目と繰り返しやって
いきましょう。そして、以前の結果と比較して点数が上がっていれば、上記の
手順で行った弱点克服が身になっているということになります。

いかがでしたでしょうか。是非、この通りに過去問を有効活用して、
自らの手で志望校合格を掴みとってください!応援しています!!

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